我々は自分の眼だけでは、何も見ることが出来ない。

我々の目は借光眼(しゃっこうがん)と言って、
ひかりという条件が無ければ何も見ることが出来ないそうです。

このお話をあるお坊さんから聞いた私は、
「今日も良い話が聞けた」
という程度にしか思っていませんでした。


今、私はパソコンに向かって、このお手紙を書いています。
事務所の中は蛍光灯が光を放っていて、
社員の顔、観葉植物、カレンダー、
ありとあらゆるものを肉眼で見ることが出来るのです。
ところが、光がなければそれらを見ることが出来ません。


あのお坊さんは、借光眼(しゃっこうがん)という話から、
私に何を伝えたかったのか?
今になっては、その本心を知ることが出来ません。
でも、もしかすると、
「普段、当たり前に思っていることでも、
 全ては何かの助けを借りていることに気付きなさい」
と言いたかったのかも知れません。
人間は何一つ自分だけで出来ない生き物なのです。


新年の最初のメッセージに、何を書こうかずっと迷っていました。
今日の朝まで、ずっと迷っていました。
そして、やっと答えが出ました。

コンサルタントという仕事に就いてから、
常にクライアントの力を借りて成長してきました。
そうです。
皆様は私にとって光なのです。
皆様がいなければ、コンサルタントとしての私の成長は無かったわけです。

今年も、皆様と一緒に学んで行きたいと心から感じています。
今年も、よろしくお願いいたします。


皆様の光のような存在になりたくて・・・
椎名規夫

追伸
新年早々、ちょっと宗教的な話になってしまいましたが、
私はそっち系の人間ではありません。
私の家は裏のお寺の浄土真宗の檀家です。
心配しないで下さい。

投稿者: マーケティング情報センター 日時: 2006年01月10日 01:13
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