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なぜ、広告費“0”円集客の成功者が増えているのか。
それは地獄というどん底から這い上がってきたからかもしれません。

私も含め、広告すればバンバン集客できた時代がありました。
その時代は業種によって前後しますが、1990年代後半から2008年くらいまでです。

ところが、ある日を境に集客が激減します。
それでも過去の栄光を忘れられずに、
これまでのやり方を繰り返したり、広告費を増やしたりします。


その結果、『広告費 > 売上』という状態に追い込まれてしまいます。
2007年当時の私の事例です。
ある事業部で月額120万円のWeb広告費用で、
月商3,000万円の売上(粗利率81%)がありました。

6年後の2013年、
月額200万円のWeb広告費用で、
月商100万円まで売上が落ちます。
地獄を見ました。(笑)

会社の倒産が頭をよぎると同時に、広告に頼らない集客方法を徹底的に考え始めます。
そして、過去のやり方を手放します。(だって、広告する予算がないし……)

そんな中から、広告費“0”円集客が誕生します。
そして不思議なことに、
広告費“0”円集客を成し遂げたクライアント様は弊社だけではありません。
そして、共通することがあります。

1.広告費“0”円集客のチャレンジとチャンス

広告費“0”円集客の成功者は、たぶん1%以下です。
それは、少ない予算や広告費をかけずに集客を成功させることが非常に困難であるという現実です。

しかし、それを可能にしているクライアント様が、
少なからず存在します。
異なる視点や戦略を持つビジネスにとって、有益なアプローチとなり得ます。

販促・広告はなくならないでしょう。
だから、本当に「チャンス」です。

競争の少なさ

多くの企業が広告に依存している中で、広告費をかけずに集客を試みる方法は競争が少ない領域です。


創造性と革新

広告費をかけない集客は、より創造的で革新的なアプローチを要求します。
これには、SNS、クチコミ、コミュニティビルディング、コンテンツマーケティングなどが含まれます。
そして、重要なのは会社ごとに「強み」を活かした戦略を構築することです。

みんながYouTubeをやらなくていいんです。
不得意なことは続きません。SNS、メルマガ、LINEなど、会社の強みを活かした集客法を選びましょう。

顧客との深い関係の構築

広告に頼らずに集客する「広告費“0”円集客」は、顧客とより深い関係を築くことに焦点を当てています。
これにより、長期的な顧客ロイヤルティが生まれる可能性もあるのです。

広告費“0”円集客は、特に新しいビジネスや小規模事業者にとって大きなチャンスを提供します。
その半面、広告という伝統的な手法もまた、価値を持ち続けています。
ビジネスの成功には、これらの手法を状況に応じて適切に組み合わせる柔軟性が求められます。

そして先人の中には、広告費“0”円集客に成功し、お客様が自然に集まる仕組みを完成させている方もいるのです。

2.『広告』から『広報』へのシフト

集客におけるマーケティング戦略のシフト、特に広告から広報への移行のポイントをまとめます。

一方的な広告の限界

従来の広告は一方的なコミュニケーション手法であり、現代の消費者にはしばしば不評です。
消費者は、売り込みよりも関係構築や情報提供を重視する傾向にあります。
一方的な広告は、消費者に嫌われてしまうのです。

広報の役割

広報は、企業や製品に関する情報を、ストーリーテリングや教育的なアプローチを通じて伝えます。
これにより、企業と消費者の間に信頼関係を築くことが可能になります。

お客様との関係構築

広報活動は、ブランドの価値や哲学を伝えることに重点を置き、消費者との深い関係構築を目指します。
これにより、企業はより信頼される存在になります。


3.プレスリリースの重要性

集客に成功している会社は、「プレスリリース」を活用しています。
プレスリリースの重要性をお伝えします。

情報の拡散

プレスリリースは、新しい製品やイベント、企業の成果などの情報を、メディアを通じて消費者へ広く伝える効果的な手段です。

発信力の確立

メディアに取り上げられることは、広告よりも高い発信力を持ちます。
消費者は、第三者からの推奨や報道を通じて得られる情報を、より信頼する傾向にあります。

ターゲットオーディエンスへのリーチ

適切に配信されたプレスリリースは、企業のターゲットオーディエンスに直接届くため、マーケティングの効果を最大化します。

マーケティング戦略において、広報活動とプレスリリースの利用は、一方的な広告手法よりも効果的なアプローチとなり得ます。
これらの手法は、消費者との長期的な関係を築き、信頼とブランド価値を高めるための鍵です。

特に、情報の正確性と一貫性、およびターゲットオーディエンスとの関係構築に重点を置くことが重要です。

まとめ

1990年代、日本にダイレクトレスポンスマーケティングの新しいトレンドが起こりました。

  1. チラシによる一本釣り
  2. 小冊子・ガイドブックを利用したバイブル商法
  3. 過度な表現で売れるだけ売るセールスレター
  4. ニュースレターによるファン化
  5. 高い反響率を誇った電話帳広告

それまでの集客スタイルを一変させました。破壊的な変化が起きたのです。

そして、2010年頃から、ダイレクトレスポンスマーケティングの手法が怪しくなってきました。
インターネットの影響で、顧客は365日、24時間、好きな場所から自由に情報を手に入れるようになりました。

その中でも、集客に大きな影響を持つのが、世界と時間の垣根を超えた「クチコミ」です。
その代表格がGoogleビジネスプロフィール(GBP)です。

今、クチコミを工夫している起業家が、集客で圧倒的な優位に立っています。
その理由は、1990年代、日本にダイレクトレスポンスマーケティングの新しいトレンドの集客スタイルが勢力を持ったときと同じです。
2010頃からは、クチコミを活用しなければ集客が難しくなっているのです。

2020年頃の成功者たちが、集客で苦労している理由です。
過去の栄光を手放せないのです。
新しいやり方に不慣れなのです。 だからチャンス。業界の地図を塗り変える機会なのです。